「ゴッホ展」を観て

九州国立博物館にて開催中の「ゴッホ展」
観てきました。


元々特に好きと言う事もなくて
ゴッホと言えば
耳きり事件、ピストル自殺、

貧乏な画家、不遇の生涯
彼の人生についてはふんわりと

そういうイメージがあったのですが

(無知すぎ?)
なぜそういう人生だったのか…
今回の展示でなんとなく

分かったような気がしました

展示の内容としては
ゴッホの画風が確立していく過程を
ゴッホが影響を受けた同時代の画家などの作品をふまえて
分かりやすく説明してありました。

その当時の後期印象派
見たままを描くだけではもうダメだという時代
描けども描けども絵は売れずに
生涯で売れた絵は1枚だけ
厳しい時代だったんだろうなぁ〜と思うと胸が痛かった

でも、亡くなって10年後には美術界に認められて
120年後の今、遠い日本で行列ができるくらいの展示会があるなんて
そんなに幸せな事はないよね。
人間の寿命は短いけど、絵の寿命は長い!!
120年後の人の心を動かす事ができる!!
なんて素晴らしいんだろう。ううぅうぅ。
まぁ、後世に語り継がれる絵はほんの一握りなんだけど…
でもすごいよなぁ〜

そういえば、素描の展示がかなり多かった
ゴッホは感性で描く人だから素描とかしてなさそうだな〜
なんて勝手なイメージだったんだけど
すごくまじめに勉強していた事が分かりました。

他の画家の絵を参考にしたり素描に勤しんだりの前半は
見てて大変そうだな〜苦悩してるな〜と言う感じだったのですが
後半でゴッホの世界が確率されてくる頃の絵は
本当に楽しそうでイキイキしてて、見てて心が晴れ晴れしてくるような
そんな作品ばかりでした。絵がカンバスからはみ出そうな感じ!!
きっと絵を描いている間は、
煩わしい現実から解き放たれていたのではないかなぁと思います。

37歳で死んでしまうなんて本当にもったいない。
もっともっともっと素晴らしい世界が描けたのではないかと思います。

↓ちなみに売れた絵はコレ
 本当かなぁ〜?もっと売れそうだけどな…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「赤い葡萄畑」

芸術の世界にも流行があって
ゴッホは必死で勉強し、模索していた
今だってみんな現代美術の世界で戦っている
私はそういう感覚はなにもないのだけど
とりあえず村上隆氏の「芸術闘争論」読んで勉強します。